電子ビーム溶接やレーザー溶接では、ビームが深くまで届くため(キーホール溶接)、
厚い板であっても、Tigやアーク溶接のように開先を取りません。
開先を取ったからといって、溶接できないわけではありませんが、精度に与える影響
が大きいので、基本的に取らないと思った方がいいでしょう。
理由としては、溶けた金属は再び固まる際に、周りの組織を引っ張りながら
収縮します。図のように開先があった場合、溶けた金属が固まると、引っ張った
力がワークをV字に曲げる方向へと働くため、フラットな突合せ面よりも歪みが
発生する量が増加するわけです。
ここで注意(ワンポイント)なのですが、よく図面に”指示の無い角はC0.5”などと
図枠フォーマットとして記入がされている場合、指示を忘れてしまう事があります。
板厚にもよりますが、面取りも開先と同じ効果がありますので、指示は忘れずに。
2012年5月30日水曜日
2012年5月28日月曜日
セラミックの溶接について
2012年5月23日水曜日
溶接部品の設計 ワンポイント
.comのサイトにも書いてありますが、電子ビーム溶接はチャンバー内での溶接が
必須です。つまりセッティングしたら、もう手が出せません。このため、レーザーなど
の高速溶接にも言えますが、溶接する2つの部品をどう押さえておくかが非常に
大事になります。
円筒形状の場合、抑え面に対し側面を溶接するような設計が基本になります。
必須です。つまりセッティングしたら、もう手が出せません。このため、レーザーなど
の高速溶接にも言えますが、溶接する2つの部品をどう押さえておくかが非常に
大事になります。
円筒形状の場合、抑え面に対し側面を溶接するような設計が基本になります。
2012年5月21日月曜日
ステンレス製 ダッチオーブンを溶接で作る!
日中の気温も上がり、アウトドアシーズンになってきました。
気持ちのいい自然の中で食べる料理はおいしいですね。
アウトドア料理といえばダッチオーブンなのですが、鋳鉄製は錆びるので嫌だし、
ステンレス製は高い!という事で、手持ちの材料からステンレス製のダッチオーブンを
作ってみました。
市販のステンレス製ダッチオーブンが板厚4㎜程度なので、倍の8㎜を目標に製作。
パイプに10㎜の底板を電子ビーム溶接。溶接後レース加工で完成。(10インチサイズ)
実際に焚き火で使用してみました。
(焚き火台は地元スノーピークさんの焚き火台Mを使用。)
感想としては、通常使用できそう。
板厚を4㎜から8㎜に変えた効果としては、ステンレス製ダッチオーブンの弱点と
なっている、局部加熱による焦げが、ある程度防げると思います。
加熱後のゆがみも見当たらなかったので、取っ手等を付けて使用しやすく
したいと思います。
問題点としては、蓋が軽く(3.5Kg)蒸気によってパタパタしてしまいました。
気持ちのいい自然の中で食べる料理はおいしいですね。
アウトドア料理といえばダッチオーブンなのですが、鋳鉄製は錆びるので嫌だし、
ステンレス製は高い!という事で、手持ちの材料からステンレス製のダッチオーブンを
作ってみました。
市販のステンレス製ダッチオーブンが板厚4㎜程度なので、倍の8㎜を目標に製作。
パイプに10㎜の底板を電子ビーム溶接。溶接後レース加工で完成。(10インチサイズ)
実際に焚き火で使用してみました。
(焚き火台は地元スノーピークさんの焚き火台Mを使用。)
感想としては、通常使用できそう。
板厚を4㎜から8㎜に変えた効果としては、ステンレス製ダッチオーブンの弱点と
なっている、局部加熱による焦げが、ある程度防げると思います。
加熱後のゆがみも見当たらなかったので、取っ手等を付けて使用しやすく
したいと思います。
問題点としては、蓋が軽く(3.5Kg)蒸気によってパタパタしてしまいました。
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